外壁塗装を検討しているものの、「工事はどのような流れで進むの?」「何日くらいかかる?」「工事中は普段どおり生活できる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、外壁塗装の工程を順番にわかりやすく解説するとともに、それぞれの工程の目的や日数の目安、施主が確認しておきたいポイント、工事期間中の過ごし方まで詳しく紹介します。外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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外壁塗装の工程は全部で8工程

一般的な戸建て住宅の外壁塗装は、以下の8つの工程で進められます。

  1. 足場設置
  2. 高圧洗浄
  3. 下地補修
  4. 養生
  5. 下塗り
  6. 中塗り
  7. 上塗り
  8. 点検・足場解体

外壁塗装の工期は、外壁のみで約7〜10日、屋根塗装も同時に行う場合は約10〜14日が一般的な目安です。

一見すると工程数が多いように感じますが、それぞれには重要な役割があります。どれか一つでも工程を省略したり、不十分なまま次の工程へ進めたりすると、塗膜の剥がれやひび割れなどの不具合が起こりやすくなります。

そのため、外壁塗装では「工程どおりに丁寧に施工すること」が、耐久性を左右する重要なポイントです。

外壁塗装の工程① 足場設置【半日〜1日】

足場設置は、外壁塗装工事の最初に行われる工程です。高所で安全かつ効率的に作業を進めるために欠かせず、職人の安全確保だけでなく、塗装品質を保つ役割もあります。

一般的には半日〜1日程度で完了します。足場を組み立てた後は、塗料や高圧洗浄の水が近隣へ飛散しないよう、飛散防止シートを設置します。

  • 飛散防止シートが隙間なく設置されているか
  • 近隣へのあいさつや安全対策が行われているか

外壁塗装の工程② 高圧洗浄【1日】

足場の設置が終わると、高圧洗浄を行います。高圧の水で外壁に付着した汚れやホコリ、コケ、藻、古い塗膜などを洗い流す工程です。

この工程を省略したり不十分だったりすると、新しい塗料が密着しにくくなり、塗膜が早期に剥がれる原因になります。

高圧洗浄には約1日かかるのが一般的です。洗浄後は外壁を十分に乾燥させてから次の工程へ進みます。

  • 外壁全体をムラなく洗浄しているか
  • コケや藻、汚れが残っていないか

外壁塗装の工程③ 下地補修【1〜2日】

下地補修は、塗装前に外壁の傷みを直す工程です。塗料は建物を保護する役割がありますが、ひび割れや隙間を埋めることはできません。そのため、塗装前に外壁の状態を整える必要があります。

主な作業内容は、ひび割れ(クラック)の補修やコーキング(シーリング)の打ち替え・増し打ちです。補修内容によって異なりますが、1〜2日程度かかることが一般的です。

  • ひび割れがしっかり補修されているか
  • コーキングが新しく施工されているか

外壁塗装の工程④ 養生【1日】

養生とは、塗料が付着してはいけない場所をビニールシートやテープで保護する工程です。

窓や玄関、植栽、エアコン室外機、給湯器などを覆い、塗料の飛散を防ぎます。養生は見た目の仕上がりにも大きく影響するため、非常に重要な工程です。

養生には約1日かかります。

  • 窓や玄関などが丁寧に養生されているか
  • 塗料が飛散しない状態になっているか

外壁塗装の工程⑤ 下塗り【1日】

下塗りは、外壁と仕上げ塗料をしっかり密着させるための工程です。

下塗り材(シーラー・フィラー・プライマーなど)を塗布することで、塗料の密着性が向上し、塗膜の耐久性も高まります。この工程を省略すると、中塗り・上塗りを行っても塗膜が剥がれやすくなるため、外壁塗装では欠かせません。

作業日数は約1日です。

  • 下塗り工程を省略せず施工しているか
  • 外壁全体に均一に塗布されているか

外壁塗装の工程⑥ 中塗り【1日】

中塗りは、下塗りの上から仕上げ塗料を1回目に塗る工程です。塗膜の厚みを確保し、防水性や耐久性を高める役割があります。

作業日数の目安は約1日です。ただし、塗料を十分に乾燥させてから上塗りを行うため、天候や塗料の種類によっては次の工程まで時間を空けることがあります。

  • 外壁全体が均一に塗装されているか
  • 塗り残しや塗りムラがないか

外壁塗装の工程⑦ 上塗り【1日】

上塗りは、仕上げ塗装の最終工程です。中塗りと同じ塗料をもう一度塗ることで、塗膜の厚みを確保し、美しい仕上がりと耐久性を実現します。

作業日数の目安は約1日です。塗りムラや塗り残しがないよう丁寧に仕上げられ、乾燥後に最終点検へ進みます。

  • 指定した色で仕上がっているか
  • ツヤや色ムラがないか
  • 塗り残しがないか

外壁塗装の工程⑧ 点検・足場解体

すべての塗装が完了したら、最終点検を行います。塗り残しや塗りムラ、塗料の飛散などがないかを確認し、必要に応じて手直しを実施します。

点検が終わったら足場を解体し、敷地内を清掃して工事完了となります。この工程には約1日かかるのが一般的です。

  • 塗り残しや塗りムラがないか
  • 窓や玄関などに塗料が付着していないか
  • 足場解体後に周囲がきれいに清掃されているか
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外壁塗装の工程ごとに施主がやるべきこと

外壁塗装は基本的に業者へ任せられる工事ですが、工程ごとに施主が確認・準備しておくと、工事がスムーズに進みます。

「何を準備すればいいかわからない」という方は、以下の表を参考にしてください。

工程施主がやること
足場設置車や自転車を移動し、工事スペースを確保する
高圧洗浄窓を閉め、外に置いている物を片付ける
養生洗濯物は室内干しに切り替え、窓が開けられないことを想定する
塗装(下塗り〜上塗り)エアコンの使用可否を業者へ確認し、臭いが気になる場合は換気方法を相談する
工事完了仕上がりや塗り残しがないかを最終チェックする

特に工事期間中は、洗濯物を外に干せない日や窓を開けられない日があります。生活への影響を最小限にするためにも、事前に工程表を確認し、どの日にどの作業を行うのかを把握しておくと安心です。

外壁塗装の工事期間中の生活で気を付けること

外壁塗装工事では、足場の設置や養生、塗装作業などによって、普段の生活に一時的な影響が出ることがあります。

事前にどのような制限があるのかを知っておけば、工事期間中も落ち着いて過ごせるでしょう。ここでは、工事期間中のよくある疑問について解説します。

洗濯物は外に干せる?

工事期間中は、基本的に洗濯物は室内干しがおすすめです。

特に高圧洗浄や塗装作業中は、水しぶきや塗料が付着する恐れがあります。また、飛散防止シートで家全体を覆うため、風通しも悪くなります。

工事が始まる前に、どの期間は外干しが難しいかを業者へ確認しておくと安心です。

窓は開けられる?

養生を行う期間は、窓を開けられないことがほとんどです。

窓やサッシはビニールシートで覆われるため、換気がしにくくなります。必要に応じて、換気できる時間帯があるか事前に業者へ相談しておきましょう。

車の出し入れはできる?

足場の設置場所によっては、車の出し入れが制限されることがあります。

特に駐車スペースの近くに足場を組む場合は、一時的に車の移動をお願いされるケースもあります。通勤などで毎日車を使う場合は、工事前にスケジュールを確認しておくことが大切です。

留守でも工事できる?

基本的に、留守中でも外壁塗装工事は進められます。

作業は屋外が中心のため、毎日立ち会う必要はありません。ただし、工事初日や完了時の確認、施錠が必要な場所で作業を行う場合などは、立ち会いを求められることがあります。

エアコンは使える?

エアコンは基本的に使用できますが、状況によっては一時的に使用を控えるよう案内されることがあります

室外機は養生をしたうえで使用できるケースが多いものの、塗装中や養生方法によっては使用条件が異なります。工事前に「いつ使用できるのか」を確認しておくと安心です。

ペットがいる場合の影響はある?

犬や猫などのペットがいる家庭では、工事中の騒音や職人の出入り、塗料の臭いがストレスになることがあります。

特に音に敏感なペットは落ち着かなくなることもあるため、静かな部屋で過ごさせたり、必要に応じて一時的に預けたりすることも検討しましょう。

また、玄関や庭の出入りが増えるため、ペットが外へ飛び出さないよう十分注意してください。

外壁塗装で工程を省略するとどうなる?

外壁塗装では、「できるだけ早く終わらせたい」「費用を安くしたい」と考える方もいるかもしれません。特に以下の3つは、省略されやすい工程として知られています。工事後に後悔しないためにも、それぞれの役割を理解しておきましょう。

高圧洗浄を省略すると?

高圧洗浄を十分に行わないまま塗装すると、外壁に付着した汚れやホコリ、コケなどが残った状態で塗料を塗ることになります。

その結果、塗料が外壁へしっかり密着せず、数年で塗膜が剥がれたり膨れたりする原因になることがあります。高圧洗浄は見えない部分の作業ですが、塗装の耐久性を左右する重要な工程です。

下地補修を省略すると?

ひび割れやコーキングの劣化を補修せずに塗装すると、塗膜できれいに隠れても、建物自体の傷みは改善されません。

補修されていない隙間から雨水が浸入すると、外壁材や建物内部の劣化が進み、雨漏りにつながる可能性もあります。

塗装は建物を保護するための工事であり、傷んだ外壁を修復する工事ではありません。だからこそ、下地補修は欠かせない工程なのです。

下塗りを省略すると?

下塗りは、外壁と仕上げ塗料を密着させる接着剤のような役割を担っています。下塗りを省略すると、中塗り・上塗りを丁寧に行ったとしても塗膜が十分に密着せず、早期の剥がれやひび割れを引き起こす原因になります。

一見すると完成後は違いが分かりにくい工程ですが、外壁塗装を長持ちさせるためには最も重要な工程の一つです。

工事中は、どの工程をいつ行うのかを工程表で確認し、写真などで施工状況を共有してもらうと安心です。信頼できる業者であれば、各工程の内容や目的についても丁寧に説明してくれるでしょう。

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外壁塗装の工程をスムーズに進めるポイント

外壁塗装は、業者に任せるだけでなく、事前の準備やスケジュール調整によって工事をよりスムーズに進められます。工期の遅れや近隣トラブルを防ぐためにも、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

天候を考慮してスケジュールを組む

外壁塗装は雨の日や湿度が高い日は作業できないことがあります。塗料は十分に乾燥させる必要があるため、無理に施工すると仕上がりや耐久性に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、比較的天候が安定している春や秋は人気の施工時期です。ただし、繁忙期は予約が取りにくくなることもあるため、希望時期が決まっている場合は早めに相談するとよいでしょう。

工事前に近隣へあいさつする

外壁塗装では、足場の組み立てや高圧洗浄の音、塗料の臭いなどで近隣に影響を与えることがあります。

多くの業者が工事前に近隣へあいさつを行いますが、施主も一緒にあいさつをしておくと、より良い印象を持ってもらいやすくなります。工事期間や作業時間を伝えておくことで、不要なトラブルを防ぎやすくなります。

工程表を事前に確認する

工事が始まる前に、工程表を受け取り、どの日にどの作業を行うのかを確認しておきましょう。

洗濯物を室内干しに切り替えるタイミングや、窓が開けられない期間、車の移動が必要な日などを事前に把握できるため、工事期間中の生活への影響を最小限に抑えられます。

また、予定どおりに工事が進んでいるかを確認しやすくなるため、不安や疑問があればその都度業者へ相談しやすいというメリットもあります。

外壁塗装の工程に関するよくある質問

ここでは外壁塗装の工程に関するよくある質問をまとめました。

外壁塗装は何日かかる?

一般的な戸建て住宅の外壁塗装は、7〜10日程度が目安です。外壁と屋根を同時に塗装する場合は、10〜14日程度かかることがあります。ただし、建物の大きさや劣化状況、天候などによって工期は前後します。

雨の日は工事できる?

高圧洗浄や足場の設置など一部の作業は行える場合もありますが、塗装作業は基本的に雨の日には行いません。塗料が十分に乾燥しないまま施工すると、塗膜の剥がれや膨れなどの不具合につながる可能性があるためです。そのため、雨天時は工期が延びることがあります。

留守でも工事は進む?

はい。外壁塗装は屋外での作業が中心のため、留守中でも工事を進めることができます。不在になる予定がある場合は、事前に業者へ伝えておくとスムーズです。

毎日立ち会いは必要?

基本的に、毎日立ち会う必要はありません。ただし、工事の進捗確認や気になる点がある場合は、職人や現場責任者とコミュニケーションを取ることで安心して工事を任せられます。また、工事完了後は塗り残しや仕上がりを一緒に確認してから引き渡しを受けるようにしましょう。

まとめ|外壁塗装は工程ごとの役割を理解することが大切

外壁塗装は、足場の設置から高圧洗浄、下地補修、養生、下塗り・中塗り・上塗り、そして最終点検まで、全部で8つの工程を経て完成します。

  • 外壁塗装は全部で8つの工程に分かれている
  • 各工程には塗装の耐久性や仕上がりを左右する重要な役割がある
  • 工程を理解しておくと、手抜き工事や施工不良に気付きやすくなる
  • 工事前には工程表を確認し、信頼できる業者へ依頼することが重要

また、工事期間中は洗濯物や窓の開閉など、生活への影響もあります。事前に工程表を確認し、不明な点は業者へ相談しておくことで、工事期間中も安心して過ごせるでしょう。

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