外壁塗装を依頼したいと思っても、「どの業者を選べばいいのかわからない」と悩む方は多いのではないでしょうか。
外壁塗装は、業者によって見積もり金額だけでなく、提案する工事内容や使用する塗料、保証なども異なります。安さや知名度だけで決めるのではなく、複数のポイントから信頼できる業者か判断することが大切です。
この記事では、外壁塗装業者の選び方や注意したい業者の特徴、複数社を比較するときのポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
目次
【外壁塗装業者は「実績・調査・見積もり・説明・保証」を確認して選ぼう】
外壁塗装業者を選ぶときは、価格だけでなく、施工実績や現地調査の丁寧さ、見積書の内容、説明のわかりやすさ、保証などを確認しましょう。
ただし、Webサイトや1社の見積もりだけでは、良い業者か判断しにくいこともあります。2〜3社程度から見積もりを取り、同じ基準で比較すると、自分に合った業者を見つけやすくなります。
失敗しない外壁塗装業者の選び方7つのポイント
外壁塗装業者を選ぶ際は、次の7つのポイントを確認しましょう。
①外壁塗装の施工実績が豊富か
まず確認したいのが、外壁塗装の施工実績です。
業者のWebサイトなどで、これまでにどれくらいの数、どのような住宅を施工してきたのか確認しましょう。自宅と同じ外壁材や、似た住宅の施工事例があるか確認するのもおすすめです。
②現地調査を丁寧に行っているか
正確な見積もりや工事内容を提案するためには、施工前の現地調査が重要です。
外壁の面積だけでなく、ひび割れや塗膜のはがれ、シーリングの劣化などを確認しているかチェックしましょう。
調査後に、どこが劣化していて、どのような補修が必要なのか説明してくれるかも業者を判断するポイントです。
③見積書の内容が具体的か
見積書には、工事内容や使用する塗料、塗装面積などが具体的に記載されているか確認しましょう。
特に確認したいのは、以下の項目です。
- 塗装する面積
- 塗料のメーカー・商品名
- 塗装回数
- 下地処理・補修内容
- 足場や付帯部などの費用
「外壁塗装一式」のような記載が多く、何にいくらかかるのかわからない場合は、業者に詳細を確認することが大切です。
④質問にわかりやすく答えてくれるか
外壁塗装について詳しくない場合、塗料や工事内容について疑問が出てくるのは自然なことです。
「なぜこの補修が必要なのか」「なぜこの塗料を提案するのか」などを質問したとき、専門用語ばかり使わず、わかりやすく説明してくれるか確認しましょう。
良い点だけでなく、費用や耐久性などのデメリットも含めて説明してくれるかも判断材料になります。
⑤保証・アフターフォローが明確か
外壁塗装は、施工して終わりではありません。施工後に不具合が見つかった場合に備えて、保証やアフターフォローも確認しましょう。
保証がある場合は、期間だけでなく、どのような不具合が保証の対象になるのかまで確認することが重要です。
定期点検の有無や、不具合が起きた際の連絡先なども聞いておくと安心です。
⑥資格・許可などを確認できるか
業者選びの判断材料として、塗装に関する資格や建設業許可などを確認する方法もあります。
たとえば「塗装技能士」は、塗装に必要な技能を認定する国家資格です。
ただし、資格や許可があるだけで優良業者と判断できるわけではありません。施工実績や見積書、担当者の対応などとあわせて確認しましょう。
⑦口コミ・評判を確認する
実際に工事を依頼した人の口コミや評判も、業者選びの参考になります。
評価の点数だけを見るのではなく、「説明が丁寧だった」「工事中の対応が良かった」など、どのような点が評価されているのかを確認しましょう。
一方で、口コミは個人の感じ方によって評価が分かれることもあります。口コミだけで業者を決めず、施工実績や見積もり、実際に担当者と話した印象なども含めて判断することが大切です。
外壁塗装はどこに頼む?業者の種類と特徴
外壁塗装の主な依頼先には、外壁塗装専門業者・工務店やリフォーム会社・ハウスメーカーがあります。
それぞれ特徴が異なるため、何を重視するかに合わせて選びましょう。
| 業者 | 特徴 | 向いている人 |
| 外壁塗装専門業者 | 外壁・屋根塗装を専門に扱う | 塗装の専門性や費用を重視したい人 |
| 工務店・リフォーム会社 | 住宅のさまざまな工事に対応する | 外壁以外のリフォームも相談したい人 |
| ハウスメーカー | 自社で建てた住宅のメンテナンスに対応する | 建築した会社にまとめて任せたい人 |
外壁塗装専門業者
外壁や屋根の塗装を専門に扱っている業者です。
塗装に関する知識や施工経験が豊富な業者が多く、住宅の状態に合わせた塗料や工事方法を相談できます。
地域密着型の業者も多いため、施工実績や口コミ、保証内容などを確認して、自分に合った業者を選びましょう。
工務店・リフォーム会社
工務店やリフォーム会社は、外壁塗装だけでなく、屋根や水回り、内装など住宅に関するさまざまな工事を扱っています。
外壁塗装とあわせてほかの場所もリフォームしたい場合は、まとめて相談しやすいのがメリットです。
一方、会社によって得意とする工事は異なります。外壁塗装を依頼する場合は、塗装工事の実績も確認しましょう。
ハウスメーカー
自宅を建てたハウスメーカーに外壁塗装を依頼する方法もあります。
住宅の仕様を把握しているため相談しやすく、点検から工事まで同じ窓口で進められるのがメリットです。
一方で、塗装専門業者などへ直接依頼する場合と比べて費用が高くなることもあります。価格も重視したい場合は、ほかの業者からも見積もりを取り、比較してみましょう。
こんな外壁塗装業者には注意!選ぶ際に悪徳業者を見分けるポイント
外壁塗装では、契約を急かしたり、不安をあおったりする業者とのトラブルに注意が必要です。
特に次のようなケースでは、その場で契約せず、見積もりや説明の内容を十分に確認しましょう。
突然訪問して不安をあおる
訪問営業そのものが悪いわけではありませんが、「このままだと雨漏りする」「すぐに工事しないと危険」などと不安をあおり、契約を勧められた場合は注意しましょう。
外壁の状態が気になる場合は、その場で契約せず、ほかの業者にも状態を確認してもらうと判断しやすくなります。
その場で契約を迫る
「今日中に契約してほしい」「今決めてもらえれば安くできる」など、その場で契約を迫られた場合も慎重に判断しましょう。
外壁塗装は高額になりやすい工事です。見積書や工事内容を確認し、納得したうえで契約することが大切です。
大幅な値引きを提示する
「通常150万円のところ、今日なら80万円」など、大幅な値引きを提示された場合は、値引き額だけで判断しないようにしましょう。
重要なのは、値引き後の金額と工事内容が適正かどうかです。ほかの業者の見積もりと比較すると、その価格が妥当か判断しやすくなります。
「足場代無料」などを強調する
外壁塗装では、安全に作業するための足場が必要になるケースが一般的です。足場の設置には材料費や人件費などがかかります。
「足場代無料」と案内されても、ほかの項目に費用が含まれている可能性もあるため、無料という言葉だけで判断せず、見積もり全体の金額と工事内容を確認しましょう。
見積書の内容が曖昧
「塗装工事一式」などの記載が多く、使用する塗料や塗装面積、施工内容がわからない見積書にも注意しましょう。
内容が曖昧なまま契約すると、「どこまで工事に含まれているのか」をめぐって認識の違いが生じる可能性があります。
わからない項目があれば説明を求め、工事内容を理解してから契約することが大切です。
外壁塗装業者は2〜3社を比較して選ぶことが重要
外壁塗装業者を選ぶときは、最初から1社に絞らず、2〜3社程度から見積もりを取って比較するのがおすすめです。
複数社を比較すると、費用だけでなく、提案される工事内容や担当者の説明、保証などの違いも見えてきます。
1社だけでは良い業者か判断しにくい
外壁塗装に詳しくない場合、1社から「この工事が必要です」「この金額が適正です」と説明されても、それが妥当なのか判断するのは難しいでしょう。
複数社に現地調査や見積もりを依頼すると、各社の違いを比較できます。
たとえば、同じ箇所を見ても補修方法や提案する塗料が異なることがあります。それぞれの理由を聞くことで、自宅に必要な工事やおおよその価格帯も判断しやすくなります。
価格だけでなく同じ項目を比較する
複数社から見積もりを取ったら、総額だけでなく同じ項目を並べて比較しましょう。
主に確認したいのは以下の項目です。
- 見積もり金額
- 現地調査の内容
- 使用する塗料
- 下地処理・補修内容
- 担当者の説明
- 施工実績
- 保証・アフターフォロー
たとえば、3社を比較すると次のような違いが見えてきます。
| 比較項目 | A社 | B社 | C社 |
| 見積もり総額 | 95万円 | 110万円 | 88万円 |
| 現地調査 | 約60分 | 約45分 | 約20分 |
| 塗料・塗装面積 | 記載あり | 記載あり | 一部記載なし |
| 補修内容 | 詳細記載 | 詳細記載 | 一式 |
| 保証 | 8年 | 10年 | 5年 |
| 担当者の説明 | 具体的 | 具体的 | 一部不明確 |
※上記は業者の比較方法を示すための架空の例です。調査時間や保証期間の長さだけで業者の良し悪しが決まるわけではありません。
この例ではC社が最も安いものの、見積書や説明に確認したい点があります。一方で、B社は最も高額ですが、保証期間が長いなどの違いがあります。
このように具体的な項目を並べることで、価格だけではわからない各社の違いを比較できます。
最終的には「納得できる説明があるか」で判断する
外壁塗装では、最も安い業者が自分にとって最適とは限りません。
たとえば、ある業者だけ補修費用が高かったとしても、外壁の劣化状態を示しながら「なぜこの補修が必要なのか」を具体的に説明してもらえれば、金額の理由を判断できます。
反対に、安くても工事内容や価格の理由について十分な説明がなければ、契約前に確認が必要です。
「なぜこの工事を、この金額で行うのか」に納得できるかを基準に、工事内容や保証、担当者の対応まで含めて業者を選びましょう。
外壁塗装業者を選ぶまでの流れ
外壁塗装業者を選ぶときは、最初から1社に決めるのではなく、候補を探して比較しながら絞り込んでいきます。
基本的な流れは次のとおりです。
①外壁塗装業者を2〜3社探す
まずは、見積もりを依頼する業者を2〜3社程度探します。
施工実績や口コミ、対応エリアなどを確認し、候補となる業者を選びましょう。
②現地調査・見積もりを依頼する
候補となる業者に、自宅の現地調査と見積もりを依頼します。
複数社を比較する場合は、塗装したい場所や予算など、できるだけ同じ希望を伝えると比較しやすくなります。
③見積もり・提案内容を比較する
見積書を受け取ったら、総額だけでなく、使用する塗料や施工範囲、補修内容、保証などを比較します。
金額に大きな差がある場合は、工事内容に違いがないか確認しましょう。
④気になる点を質問する
見積書や提案内容でわからない点があれば、契約前に質問しましょう。
特に、他社と工事内容や金額が異なる部分について理由を聞くと、各社の考え方や説明のわかりやすさも比較できます。
⑤依頼する1社を決める
見積もりや工事内容、担当者の対応、保証などを比較して、依頼する業者を決めます。
価格だけではなく、工事内容に納得でき、安心して任せられるかも含めて判断しましょう。
⑥契約内容を確認して契約する
依頼する業者を決めたら、契約内容を確認して契約します。
見積もり時に説明された工事内容や金額、工期、保証などが契約書にも反映されているか確認しましょう。
外壁塗装業者と契約する前の最終チェック
依頼する業者を決めたら、契約書にサインする前に工事内容や費用、保証などを改めて確認しましょう。
特に次の4点をチェックしておくと、工事開始後の認識違いやトラブルを防ぎやすくなります。
見積書と契約書の内容に違いがないか
契約書に記載された工事内容や金額が、事前に確認した見積書と同じかチェックしましょう。
使用する塗料や施工範囲、工事金額などに変更がある場合は、理由を確認して納得してから契約することが大切です。
追加費用が発生する条件を確認する
外壁塗装では、工事を始めてから劣化や損傷が見つかり、追加工事が必要になる場合があります。
「どのような場合に追加費用が発生するのか」「追加工事をする際は事前に説明があるのか」を確認しておきましょう。
工事期間・支払い条件を確認する
工事の開始日や完了予定日、代金を支払うタイミングも確認します。
天候によって工期が延びる場合の対応や、着手金・中間金・完了金などの支払い条件も契約前に把握しておくと安心です。
保証内容を書面で確認する
保証がある場合は、保証期間だけでなく、対象となる不具合や適用条件を確認しましょう。
口頭で説明を受けるだけでなく、保証内容が契約書や保証書などの書面に記載されているか確認することも大切です。
まとめ|外壁塗装業者は複数社を比較して選ぼう
外壁塗装業者を選ぶときは、費用だけでなく、施工実績や現地調査、見積書の内容、担当者の説明、保証などを確認することが大切です。
ただし、1社だけでは、その業者の価格や提案が自宅に適しているか判断しにくい場合があります。
まずは2〜3社程度に現地調査と見積もりを依頼し、同じポイントで比較してみましょう。各社の違いを確認することで、自分が納得して工事を任せられる業者を選びやすくなります。
ミツモールでは、簡単な質問に答えるだけで、条件に合った外壁塗装業者から見積もりを受け取れます。料金や口コミなどを比較して、自分に合った外壁塗装業者を探してみましょう。
外壁塗装業者の選び方に関するよくある質問
外壁塗装業者は地元業者と大手のどちらがいい?
地元業者と大手のどちらが良いかは、何を重視するかによって異なります。
地元業者は地域に密着して営業しているところが多く、大手は施工体制や保証制度などが整っている傾向があります。ただし、実際のサービスや費用は業者ごとに異なるため、会社の規模だけでなく、施工実績や見積もり、保証などを比較して判断しましょう。
外壁塗装業者は何社比較すればいい?
2〜3社程度を目安に比較するのがおすすめです。
1社だけでは、その金額や提案内容が自宅に適しているか判断しにくい場合があります。一方で、多くの業者へ依頼しすぎると、現地調査への対応や比較に時間がかかります。
無理なく比較できる範囲で複数社から見積もりを取りましょう。
一番安い業者を選んでも大丈夫?
見積もりが安いことだけを理由に業者を選ぶのはおすすめできません。
必要な工事が含まれているか、使用する塗料や施工範囲に違いがないかなどを確認しましょう。価格だけでなく、工事内容や説明、施工実績、保証などを含めて比較することが大切です。
口コミが良い業者なら安心?
口コミは業者選びの参考になりますが、口コミだけで優良業者かどうかを判断するのは難しいでしょう。
評価点だけでなく、具体的な口コミの内容を確認したうえで、施工実績や見積もり、担当者の対応などもあわせて判断しましょう。
外壁塗装業者に資格は必要?
外壁塗装を行うために、すべてのケースで特定の資格が必要になるわけではありません。
ただし、「塗装技能士」など、塗装技術に関する資格を持つ職人が在籍しているかどうかは、業者を比較する際の判断材料のひとつになります。資格の有無だけで決めず、施工実績や工事内容、保証なども確認しましょう。
相見積もりで選ばなかった業者はどう断ればいい?
複数社から見積もりを取った結果、依頼しない業者が出ても問題ありません。「検討した結果、今回は別の業者に依頼することにしました」など、簡潔に伝えれば十分です。詳しい理由や他社の見積もり金額まで伝える必要はありません。
見積もりを依頼する段階で、「複数社を比較して検討しています」と伝えておくと、断る際の心理的な負担も減らせます。
